ビットコイン以外の仮想通貨で、リップルって何?
どんな特徴があるの?
XRP(リップル)は、XRPというデジタル通貨を使って、お金を海外にすばやく、しかも安く送るための最新の技術です。
この記事では、「リップルってどんな仕組み?」「他の仮想通貨とどう違うの?」「なぜ注目されているの?」といった疑問を、やさしい言葉でくわしく解説していきます。
特に、将来の進路やテクノロジーに興味がある人、仮想通貨についてこれから学びたいと思っている人にはぴったりの内容です。
この記事でわかること
- XRP(リップル)とは?
- どんな特徴があるのか?
- 他の仮想通貨との違い
XRP(リップル)の基本とRippleNet
リップルは、アメリカのRipple社が開発した、国際送金をよりスムーズにするためのネットワークです。
そのネットワークは「RippleNet(リップルネット)」と呼ばれ、世界中の銀行や金融機関がすでに参加しています。
RippleNetを使うことで、従来よりも速くて安全、さらに手数料を安くしてお金を送ることができます。今までの方法では、海外にお金を送るのに数日かかることもありましたが、リップルでは数秒で終わることもあるのです。
このネットワークで使われるのが「XRP(エックスアールピー)」という通貨です。
これは、円やドルなどの実際のお金の間に立つ“橋”のような存在で、異なる通貨をすばやく交換するために使われます。
1−1 従来の海外送金との違い
今までの国際送金は、「SWIFT(スイフト)」という仕組みを使って、いくつもの銀行を経由してお金を送っていました。
この方法だと、時間もかかるし、銀行ごとに手数料もかかってしまいます。
たとえば、1万円を海外の家族に送るとき、実際に届くのは9,000円以下になってしまうこともあるのです。しかも、届くまでに2〜3日かかることもあります。
リップルでは、このような問題を解決します。なぜかと言うと、RippleNetを使えば中継の銀行を減らすことができ、ほぼリアルタイムで送金が完了します。手数料もとても安く、受取人にしっかりとお金が届きます。

SWIFT(スイフト)は、、、
世界中の銀行同士が安全にお金のやり取りをするための「メッセージのやり取りの仕組み」です。
たとえば、あなたが日本からアメリカにお金を送るとき、日本の銀行は「〇〇さんが△△ドルを送ります」というメッセージを、アメリカの銀行に伝える必要がありますよね。そのときに使われるのがSWIFTネットワークなんです。
でも、SWIFTは「実際にお金を動かすもの」ではなく、あくまで指示を伝える郵便屋さんみたいなもの。そのため、間にいくつかの銀行(中継銀行)を通す必要があり、時間がかかったり、手数料が高くなったりします。
1−2 リップルの技術力
リップルの中核にあるのが「XRP Ledger(エックスアールピー・レジャー)」というデジタルな台帳です。
この台帳は、XRPのすべての取引を記録しているデータベースのようなもので、「RPCA(リップル・プロトコル・コンセンサス・アルゴリズム)」という方法で安全に管理されています。
ビットコインのように重たい計算(マイニング)をしなくても、取引の正しさをすばやく確認できるのが特長です。この仕組みによって、XRPは1秒あたり1,500件以上の取引をこなせるようになっています。したがって、毎日たくさんの取引をする銀行にとって大きなメリットです。
XRP(リップル)の役割と使われ方
XRPは、異なる国の通貨をつなぐ「ブリッジ通貨(橋)」として使われます。
たとえば、日本円をアメリカのドルに変えるとき、いったんXRPに変えてからドルにすることで、手数料が安く、時間もかからず送金ができます。
また、銀行だけでなく、個人でも使えるというのがXRPの大きな魅力です。たとえば、外国に住む家族にお金を送りたいときに使ったり、仮想通貨取引所で他のコインと交換したりできます。
最近では、「DeFi(ディーファイ)」と呼ばれる、銀行を使わない金融のしくみでもXRPが注目されています。たとえば、借金の契約やお金の預け入れなども、スマートフォン1つでできるようになる時代が来ています。
2−1 ビットコイン・イーサリアムと何が違うの?
仮想通貨といえば、ビットコインを思い浮かべる人も多いでしょう。
ビットコインは、価値を保存する「デジタルゴールド」として使われています。一方、イーサリアムは「スマートコントラクト」と呼ばれる機能を持ち、アプリを動かすための土台になっています。
それに対してリップル(XRP)は、「送金に特化」しているのが特長です。速さやコスト面では、ビットコインやイーサリアムよりもずっと優れており、特に銀行などのプロ向けに活用されています。
リップルの今とこれから
2025年現在、リップルはアメリカをはじめ、世界中の銀行や送金サービスで利用が広がっています。
最近では、XRPを使った投資商品の「ETF(上場投資信託)」も登場し、個人投資家からの注目も高まっています。
さらに、リップル社は「RLUSD(アールエルユーエスディー)」という新しいデジタル通貨を作りました。これは「ステーブルコイン」と呼ばれ、1ドルとほぼ同じ価値を保つ設計になっています。
価格の変動が少ないため、安定した送金や決済に向いています。
このRLUSDとXRPを組み合わせることで、さらに便利で安全な送金ネットワークが実現されると期待されています。また、各国の政府が発行を計画している「中央銀行デジタル通貨(CBDC)」との連携や、ゲーム・アートなどエンタメ分野での応用も進められています。
まとめ
リップルは、ただの仮想通貨ではなく、世界中の送金を変える可能性を持った革新的な技術です。
速くて安く、しかも安全に送金できるという特徴は、今後ますます重要になっていくでしょう。
XRPという通貨も、銀行間の取引だけでなく、個人の送金や新しい金融の仕組みにも役立つ存在です。ビットコインやイーサリアムと違って、明確に「送金」という目的に特化しているのが、リップルの強みです。
これを機に、リップルやXRPについてもっと興味を持って調べてみてください。仮想通貨の知識は、将来の進学や仕事、そして生活にもきっと役立つはずです。
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